2024-04-01
【旬の食材 4月】あさり Clams
暖かな日差しに春の訪れを感じる季節となりました。過ごしやすい春は、潮干狩りなどのレジャーにもってこいです。そこで今月の旬の食材はあさり。
春に潮干狩りで獲れる貝として親しまれているあさりは、石器時代の貝塚からも殻が発掘されている程、昔から食べられています。
江戸時代の深川では良質なあさりがたくさん獲れたことから、「深川めし」や「あさりの佃煮」などが江戸前の味として有名になりました。
旨味がたっぷりで、料理のジャンルを問わず使うことができ、海外でも食べられています。あさりは、ビタミンB12を豊富に含んでいます。
ビタミンB12は「赤いビタミン」とも呼ばれており、悪性貧血を予防し、神経系を正常に機能させる働きがあります。
鉄も多いため、貧血気味の方は日頃から進んで摂取したい食材です。さらにアミノ酸の一種であるタウリンは、血中の余分なコレステロールを排出する作用や肝機能の向上、生活習慣病の予防が期待できます。
その他、旨味成分のコハク酸が含まれ、昆布やトマトのグルタミン酸やかつお節のイノシン酸など他の旨味成分と合わせる事で、更なる旨味アップが期待出来ます。
冷蔵庫で保存する場合は、砂抜きをして乾燥しないように濡れた新聞紙などで包んでおくと2~3日ほど保存が可能です。
砂抜きして冷凍保存も可能ですが、自然解凍すると口が開かなくなってしまうので、凍ったまま調理しましょう。
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