【旬のレシピ9月】サルティンボッカ
サルティンボッカは「口に飛び込む」という意味があるイタリアのローマでよく食べられている家庭料理です。
手早く出来き、美味しい事からこの名が付いたといわれています。本来は仔牛の肉を使って作られる事が多いですが、日本で仔牛の肉は手に入りにくいため、今回は豚ヒレ肉を使って作りました。
ポイントはただひとつ、「肉を焼き過ぎない事」です。
肉をたたいて薄く伸ばしているので、火があっという間に入ります。食べた時にかたくなりにくいように、小麦粉を薄くはたいていますが、焼き過ぎには気を付けましょう。
この料理は生ハムを巻いてセージをのせて焼くのが特徴です。
生ハムは塩気が強めなので、塩をする場合は、振り過ぎないように注意しましょう。
生ハムの塩気によっては塩がいらない場合もあるので、使う生ハムは事前に味見してから作ってください。
またセージは「ソーセージ」の名前にも入っている位、肉と相性の良いハーブです。最近ではスーパーも含め取り扱っている店舗が増えているので、サルティンボッカを作る際はぜひ入れて作ってください。
材料(4人分) 調理時間 30分(セミドライトマトを作る時間は除く)
豚ヒレ肉(ブロック)・・・・・・300g
こしょう・・・・・・・・・・・・少々
セージ・・・・・・・・・・・・・12枚
生ハム・・・・・・・・・・・・・12枚
小麦粉・・・・・・・・・・・・・適量
ミニトマト・・・・・・・・・・・8個
ズッキーニ・・・・・・・・・・・1/2本
じゃがいも・・・・・・・・・・・小2個
塩・・・・・・・・・・・・・・・適量
オリーブオイル・・・・・・・・・適量
バター・・・・・・・・・・・・・20g
白ワイン・・・・・・・・・・・・100ml
水・・・・・・・・・・・・・・・120ml
塩・・・・・・・・・・・・・・・適量
粗挽き黒こしょう・・・・・・・・適量
レモン果汁・・・・・・・・・・・小さじ1/2
バター・・・・・・・・・・・・・10g
イタリアンパセリ(みじん切り)・適量
☆作り方
1.ミニトマトは横半分に切って天板に並べ、塩・オリーブオイルをふる。
90~100℃のオーブンに1時間~1時間30分入れ、セミドライトマトを作る。
2.ズッキー二は皮を縞目に剥き、1cm厚の輪切りにする。
じゃがいもは1cm厚の輪切りにし、1%の塩(分量外)を加えた熱湯で3~4分茹でる。
3.豚肉は1人分を3等分にし、切った面を上にして薄くたたきのばす。
こしょうを振り、片面にセージ・生ハムの順に乗せて小麦粉を薄くはたく。
4.フライパンにオリーブオイル(小さじ2)を熱し、(3)を入れて両面香ばしく焼き、中まで火が通ったら塩・こしょうをふって取り出す。
5.別のフライパンにオリーブオイル(小さじ2)・バター(20g)を入れて熱し、バターが溶けたら(3)の生ハムの付いている面を下にして入れ、強火で両面香ばしく焼く。
(一度に焼けない場合は最初のものを取り出して残りを焼き、また戻す)
6.(5)に半量の白ワインを加えてアルコールが飛んだら肉を取り出す。
(取り出した後に出てくる肉汁はソースに使います。)
7.残りの白ワインを加えてアルコールと飛ばし、水・肉汁を入れて煮詰め、塩・黒こしょうし、レモン汁で味を調える。
冷たい状態のバター(10g)を加えて乳化させ、仕上げにイタリアンパセリを加え混ぜる。
8.器に(6)・(4)・(1)を盛り、(7)かける。