【旬のレシピ 7月】抹茶ようかん
ほろ苦い抹茶と香ばしいほうじ茶、2種類のお茶を使った、見た目も味も涼やかな和菓子です。抹茶は白あんと合わせてようかんに、ほうじ茶はゼリーにして、ひと口で2つの味が楽しめるようにしました。
今回使用したアガーは英語で「寒天」を意味する、海藻やマメ科の種子を主原料とした凝固剤です。
透明感があり、寒天とゼリーの間くらいのプルっとした食感が魅力で、常温でも溶けにくいという特徴があります。
ただし、扱うときには注意が必要です。常温でかたまる性質をもっているので、作業をするときは手早く行いましょう。また、アガーはそのまま加えるとダマになりやすいので、砂糖と混ぜ合わせてから液体に加えるのがポイントです。
和菓子は難しいと思われがちですが、今回のレシピは材料も少なく簡単に作れますので、ぜひ、暑い日のスイーツにいかがでしょうか。
材料(羊羹型1台(6~8人分)) 調理時間 40分(冷やしかためる時間は除く)
【抹茶ようかん】
白あん・・・・・・100g
グラニュー糖・・・20g
アガー・・・・・・4g
水・・・・・・・・100g
抹茶・・・・・・・3g
水・・・・・・・・20g
【ほうじ茶ゼリー】
ほうじ茶・・・・・6g
水・・・・・・・・300g
グラニュー糖・・・50g
アガー・・・・・・15g
金箔・・・・・・・適量
☆作り方
1.【抹茶ようかんを作る。】
グラニュー糖とアガーは混ぜ合わせておく。
抹茶は茶こしでふるい、少しずつ水を加えて泡立て器てよく混ぜる。
2.鍋に(1)のアガーを入れ、水(100g)を少しずつ加えながら泡立て器でよく混ぜ、火にかける。
3.全体が沸々とし、アガーが溶けたら火を止めて白あんを加え、泡立て器でよく混ぜる。
4.(1)の抹茶を加えてゴムベラで泡立たせないよう混ぜ合わせ、水で濡らし、斜めに傾けた流し缶に注ぐ。
粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間程度冷やしかためる。
5.【ほうじ茶ゼリーを作る。】
グラニュー糖とアガーは混ぜ合わせておく。
鍋に水(300g)を入れ、沸騰したらほうじ茶を入れて弱火で3分ほど煮出す。
6.(5)のほうじ茶を別の鍋に濾し、(5)のアガーを入れて泡立て器でよく混ぜ、火にかける。
全体が沸々とし、アガーが溶けたら火を止めて金箔を加え、ゴムベラで軽く混ぜる。
7.(4)に(6)を優しく流し入れ、表面の泡を取り除き、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしかためる。
8.流し缶から取り出し、食べやすい大きさに切り分ける。