toggle
2024-02-08

【旬のレシピ2月】ぶり大根

農林水産省が編纂している「うちの郷土料理」によると、「ぶり大根」は石川県や富山県の郷土料理です。両県では、晩秋から初冬に「ぶりおこし」という雷が鳴ると、ブリ漁が最盛期を迎えます。
この時期のブリは脂がのっていて身がしまっており、「氷見寒ブリ」などのブランド化もされています。
また、成長によってワカシ・イナダ・メジロなど名前が変わる出世魚であることから、年の瀬の贈答品や「年取り魚」として用いられています。「年取り魚」とは年の変わり目に食べる魚のことで、地域によって魚種はもちろん呼び方も異なります。
東日本では「サケ」、西日本では「ブリ」が多く用いられ、その境目は糸魚川静岡構造線といわれています。
そして、大根は12月~2月が旬で甘みと水分がたっぷりあり、繊維も柔らかいです。
冬から春にかけてが旬のブリと大根を使って、ぜひおいしいぶり大根を作ってみてはいかがでしょうか?

材料(4人分) 調理時間 40分
ぶり・・・・・・・・・・4切れ
塩・・・・・・・・・・・少々
大根・・・・・・・・・・1/2本
しょうが(皮つき)・・・1/2かけ
A酒・・・・・・・・・・1カップ
A水・・・・・・・・・・1・1/2カップ
Aみりん・・・・・・・・大さじ2
B砂糖・・・・・・・・・大さじ1
Bしょうゆ・・・・・・・大さじ2

水溶き片栗粉・・・・・・適量
黄ゆず皮(千切り)・・・適量

☆作り方

1.ぶりは塩を振って20分置き、臭みをとる。
鍋に湯を沸かし、魚を入れて白っぽくなったら氷水に取る。
ウロコや血合いを落とし、しっかり水気を拭き取る。(霜降り)

2.大根は皮をむき、2cm厚の半月切りにする。
鍋に入れてたっぷりの水を入れて火にかける。沸いたら約5分、ややかために茹でて、水にさらす。
しょうがは皮つきのまま薄切りにする。

3.鍋に(1)・(2)・Aを入れ、落し蓋をして火にかける。
沸いたらアクを取り除き、Bを入れ10分程煮る。

4.ぶりを取り出し、煮汁が初めの1/4量になるまで煮詰め、水溶き片栗粉でトロミをつける。

5.器に盛り付け、煮汁をたっぷりかけ、ゆずの皮を添える。

関連記事