【旬のレシピ 9月】里芋と鶏肉の韓国風煮込み
里芋と鶏肉の韓国風煮込み
韓国の定番鍋料理である「カムジャタン」を、今が旬の里芋と鶏肉でアレンジしました。
里芋は歴史が深く、縄文時代に渡来して以来、稲作文化が根づくまで日本人の主食として食べられてきました。中心に親芽ができ、その周りに子芋・孫芋・ひ孫芋ができるため、子孫繁栄の縁起物としてお正月やおめでたい席には欠かせない食材です。
店頭でよく見かけるのは「土垂(どだれ)」という、子芋品種です。
そのほか、ゴツゴツとした親芋と子芋が結合した「八ツ頭」や、エビのように曲がった京都の伝統野菜「海老芋」なども里芋の一種です。それぞれ食感や味わいに違いがあるので、食べ比べてみるのも面白いですよ。
里芋は他の芋類と比べ水分が多く、低エネルギーなのでダイエット中の方にもおすすめです。
また、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧やむくみ予防に働くカリウムを多く含んでいます。独特のぬめりは、食物繊維の一種であるガラクタンなどによるものです。ガラクタンは血中コレステロールを低下させ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
里芋と鶏肉の韓国風煮込み
材料(4人分) 調理時間 40分
さといも・・・・・・・・・・・10個(500g)
にんじん・・・・・・・・・・・1/2本(100g)
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・1/2個(100g)
絹さや・・・・・・・・・・・・8枚(16g)
鶏もも肉・・・・・・・・・・・1枚
塩・粗挽き黒こしょう・・・・・少々
にんにく(みじん切り)・・・・1かけ分(5g)
しょうが(みじん切り)・・・・1かけ分(8g)
Aコチュジャン・・・・・・・・大さじ2
Aしょうゆ・・・・・・・・・・大さじ1
A砂糖・・・・・・・・・・・・大さじ1
A粉唐辛子・・・・・・・・・・小さじ2
A酒・・・・・・・・・・・・・100ml
昆布出汁・・・・・・・・・・・150ml
ごま油・・・・・・・・・・・・大さじ2
☆作り方
1.さといもは皮をむいて食べやすい大きさに切り、塩(分量外)をもみ込みサッと水で洗う。にんじんは一口大の乱切り、玉ねぎはくし切りにし、長さを半分に切る。絹さやは筋を取り除き、塩(分量外)を加えた熱湯でサッと茹でて冷水にとり、斜め半分に切る。
2.鶏肉は一口大に切り、塩・黒こしょうを振る。
3.鍋に半量のごま油・にんにく・しょうがを入れ、弱火にかける。香りが立ってきたら(2)を入れて焼き、表面にこんがり焼き色がついたら一度取り出す。
4.同じ鍋に残りのごま油を入れて熱し、(1)のさといも・にんじん・玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら合わせたA・昆布出汁・(3)を加えて煮立て、落とし蓋をして弱火で15~20分煮る。
5.器に(4)を盛りつけ、絹さやを飾る。