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2024-03-01

【旬の食材 3月】なばな rape blossoms

厳しい寒さも少しずつ和らぎを見せ、春への準備を感じます。季節の変わり目であるこの時期は、気温差が激しくなります。また、自律神経の乱れが原因で、心身のバランスを崩しやすくなる時期でもあります。十分な睡眠や休息をとり、適度な運動・バランスの良い食事を心掛けましょう。

今月の旬の食材はなばな。

ひと足早い春の訪れを知らせてくれるなばなは、つぼみ・茎・葉を食べられる花野菜で、独特のほろ苦さが特徴です。

同じ花野菜であるブロッコリー同様、ビタミンCが豊富に含まれており、1/2束食べれば成人男女の1日の摂取推奨量を補うことができます。

ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要不可欠な成分で、美白やストレス解消・風邪予防などにも効果的です。独特なほろ苦さはアリルイソチオシアネートによるもので、がんや血栓の予防に効果的です。

これの基となるグルコシノレートの含有量はアブラナ科の野菜(小松菜、ブロッコリー、キャベツなど)の中でもトップクラス。

グルコシノレートはつぼみ部分に最も多く含まれるので、つぼみを取り除かないようにしましょう。その他にも高血圧予防に効くカリウム、骨粗鬆症予防に効くカルシウム、貧血予防に効く鉄や葉酸などが含まれています。

なばなはえぐみが強いので、下茹でして使いましょう。

豊富に含まれているビタミンCは、茹でると水に溶け出してしまうため、おひたしなどにする場合はサッと火を通し、冷水にさらすのも短めにしてください。

煮込む場合はなるべく短時間の加熱にし、汁ごと食べられるスープや彩りとしてシチューなどに加えると良いでしょう。

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