【旬のレシピ9月】鶏めし
今回ご紹介するのは大分県の郷土料理の「鶏めし」。
大分県全体で食べられている鶏めしのうち、大分市吉野区の鶏めしは「吉野鶏めし」と呼ばれるほど有名で、大分県の鶏めしといえば吉野鶏めしを指す場合もあります。現在鶏肉といえば、ニワトリの肉を購入して使うのが一般的ですが、古くはキジなどの野鳥を狩って食べていたため、お祭りの行事や親戚一同が集まるハレの日のご馳走として振舞われていました。今日では、お祝い事の時に食べることは減ってきていますが、より気楽に楽しめる郷土料理として定着しつつあります。
作り方は大きく分けて2つあり、今回ご紹介した先に鶏肉や野菜などの具材を調味料で煮込み、炊きあがったごはんに混ぜ込む方法。もう1つは、最初から一緒に炊き上げる方法です。(地域やご家庭によって作り方や具材は異なります)
白いご飯が鶏めしになっただけで食卓全体が豪華になるため、少し贅沢な食卓にしたいときにおすすめです。また、冷めても鶏肉の旨みやごぼうの香りをしっかり感じることが出来るため、とっても美味しいです。
ぜひ普段の食卓に、大分県の郷土料理を味わってみて下さい♪
材料(4人分) 調理時間 35分(浸水・炊飯の時間は除く)
米・・・・・・・・・・2合
鶏もも肉・・・・・・・大1枚
ごぼう・・・・・・・・1/2本(100g)
にんじん・・・・・・・1/4本
Aしょうゆ・・・・・・・大さじ3
A酒・・・・・・・・・・大さじ2
Aみりん・・・・・・・・大さじ1
A砂糖・・・・・・・・・大さじ1
サラダ油・・・・・・・・小さじ2
小ねぎ(小口切り)・・・・お好みで
☆作り方
1.米は洗って30分程浸水し、ザルに上げて水気を切る。
炊飯釜に米を入れ、目盛より少し少なめに水を注ぎ、少しかために炊飯する。
2.鶏肉は皮を取り除き、1cm角に切る。ごぼうは細いささがきにして水にさらし、ザルに上げ水気を切る。
にんじんは2cm長さの細切りにする。
3.鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて炒める。
肉の色が変わってきたらごぼう・にんじんを加え、さらに炒める。
4.ごぼうがしんなりとしたらAを加え、弱火で煮汁が1/3量程度になるまで煮る。
5.炊き上がったごはんの上に(4)をのせて15分蒸らし、よく混ぜ合わせる。
器に盛り、お好みで小ねぎをのせる。